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眼に宿る魂を描く

2010.09.27.14:00

今日は、ビルマ難民の画家を紹介します。

マウン・マウン・ティンさんは、
ビルマ国内の”少数民族”であるカレン族出身。
戦乱の中タイとの国境を越えて、
メソットに来られました。
はじめは、僕が今働いている
メータオ・クリニックで看護師として働き始めましたが、
小さいころから絵を描くのが好きだった
マウン・マウン・ティンさん、
わずか1ヶ月だけ、簡単なレクチャーを受けた後、
ほぼ独学で絵を描くようになりました。

さまざまな絵を描いておられますが、
一番印象を受けるのは、
同じビルマ国内や移住先のタイで
過酷な生活を強いられる人々のポートレートです。

一番めをひくのは、やはり、”視線”。
”眼力”といったりもしますが。
モデルの人間の、心の内側が、
そこにしっかりと描かれています。
そして、モデルの人が何を感じ、何を考え、何を思うのか、
作者が深いレベルで感じ取り、
作者自身の訴えとして、それを昇華させている気がします。

HPを紹介してもいいよ、とおっしゃってくれたので、
ここに紹介させてもらいます。
http://www.burmesepaintings.org/
作者の名前のアルファベット表記「Maung Maung Tinn」
で検索されても、いろいろページが見つかると思います。
説明が英語なので、とっつきにくいかと思いますが、
心打たれる絵画が多数ありますので、
一度ゆっくりとご覧ください
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パキスタン渡航準備編

2010.09.25.00:21

先日9/18のブログで、ちょこっと書いたのですが、
パキスタンで起きた大洪水の被災者の救援活動のため、
来週から、パキスタンに行くことになりました。

で、外国に行くときに必要なもの・・・それは、
日本のパスポートと、ビザという、いわば許可証。
このビザの取得というのが、とってもめんどい。
そして、パスポートをその国の大使館に提出して、
数日は待つのが普通です。
だからって、ビザの取得を旅行業者に代行してもらうと、
一回に1万円とか、普通に取られます。
つまり、それだけめんどくさいってことなんだけど。

ともかく、パキスタンに行って仕事をするためには、
パキスタンのビザが必要、ということで、
おととい、一日がかりでバスでタイの首都バンコクに行き、
昨日、書類や写真をすべて揃えて、大使館に行ってみると、
「だめだめ」
の一言。



せっかく、書類も写真も気合入れて準備したのに~

タイでパキスタンのビザを取得できるのは、、
タイ政府にちゃんと正式にタイ国内で働いてもいいよ、という
タイのビザを持ってる人だけらしい。
「洪水が起きてから一ヶ月以上たってるのに、
なんで今までタイにいて、今更パキスタンに行くんだ?」
とまで言われてしまい、完全に断念。
お役所仕事の上で、
決まりやルールを特別に変えてもらうのは大変なことです。

一応、ビザなしで行っても、
空港で、特別にビザを発行してあげるようなことも、
ちらっとは聞いたけど、
こういう根拠のないおいしい話は、とっても怪しいし・・・

で、どうしたかというと・・・

現在日本です(笑)

日本のパキスタン大使館なら、
日本人はすぐにビザが取れる。
しかも、パソコンもバンコクで調達しようと思ってたけど、
日本まで往復で5万円ちょっとで来れたので、
バンコクでパソコンを買っても、
日本まで一度帰って古いパソコンを買うなり
アパートから取ってきても、、
大して値段が変わらない。

というわけで、日本まで帰ってきました
こんなん書くと、「早速ホームシック??」
なんていう人がいるだろうけど(僕の友達連中とか特に
東京の郊外にある僕のアパートに帰っても、
ほこりをかぶったガラクタが散乱してるだけなんです。
だから、ほんとに、「仕事でちょっと東京に出張」
みたいな感じ。
しかも、予想以上に寒い

バンコクも、東京も、今ひとつ苦手。
やっぱりいなかもんには田舎が一番ですわ~
来週早々に、パキスタンに向けて出発です。

RS注意報

2010.09.21.23:21

小さく生まれたり、病気を持って生まれた子供たちのお母さんがたには、
昔から有名だった病気があります。
最近では、小児科にこられるお母さん方の間で、だいぶ有名になってきました。

その名は、「RSウイルス感染症」
軽いだけだと、ただのカゼですが、
何か病気があったり、喘息の素因を持ってたりすると、
ゼコゼコ、ゼーゼー、と
気管支炎から肺炎のような症状になって、
とっても呼吸が大変です。
中耳炎もよく合併します。
小児科領域では、普通のインフルエンザより
死亡率が遥かに高いということで、海外でもかなり有名なウイルスです。

ともかく、小児科のなかでは、
相当嫌われてるウイルスですが、

それが、このビルマとタイの国境地域でも
大流行している感じで、
病棟には、同じような症状の子供たちがいっぱい入院してます。
外来では、「何とか飲み薬で治ってくれ~
とひたすら祈るばかり。
でも、ウイルス感染症ですから、基本は体力勝負。
もともと栄養状態が悪かったり、衛生状態が悪かったりでは、
かなり分が悪い
もちろん、この地にも、心臓病の子供たちがいっぱいいて、
日本でも、かなりの死亡率のウイルスなので、
この病院では、ほんとに、できることやって、
あとは子供たちの生きる力を信じるしかありません。

もちろん、ここでは、RSウイルスの確定診断なんてできません。
できたところで治療法が変わるわけではないし
(ウイルスは薬では死んでくれませんから、基本は対症療法しかありません)
第一検査なんて高くてできない。

日本で、少しずつRSウイルスという名前が少しずつ知られてきたtころですが、
実は、途上国や熱帯地方でも、
今まで漠然と”肺炎”とだけ診断されてた子供たちの多くが、
RSウイルスによる感染症なんじゃないか、、、
と思い始めた今日この頃です。
いつの日かRSウイルスに対する効果的な治療法ができれば、
日本で、生まれながらの病気とともに生きてる子供たちにはもちろんのこと、
こういう貧しい地域で、
抵抗力の弱い子供たちに、使っていきたいな~なんて、
他力本願だけど、
回診しながら夢をみたりしてます。

メソット病院に行ってきた!

2010.09.20.18:42

先日、メータオクリニックに、「ミャンマーの子供たちに文房具を」と
一人の日本人が大量の文房具を背負ってこられました。
でも、その方が、来る途中に犬に咬まれてしまい、
今日、僕がその方を連れて、地元の公立病院である、
メソット総合病院に行ってきました。
実は、今日の今日まで、
この病院がどこにあってどんなものなのか、
ぜんぜん知らなかったんです。。。
だから、ちょっと楽しみだったり

タイの公立病院は、
タイの人はほぼ無料で利用できるのですが、
もちろん不法移民は利用できません。
だから、ここにくるのは、タイ人ばかりかと思いきや、
意外とビルマ人も多い。
でも、メータオクリニックに来る人たちとは、
やっぱり身なりが違います。
待合室の混み具合は、世界各国共通ですね
ちなみに、本当の発展途上国では、
公立病院=医者がいない、薬がない、スタッフのモチベーションが低い・・・
と散々なところなので、
空いていたりすることもありますが、
そういうところに行ってもなにも治療は受けられないのでご注意を。

看護師さんたちはきちっと白衣をきて、帽子をかぶり、
きちきちっと仕事をしてる半面、
医者は、適当な私服に白衣を羽織ってるだけで、
診察も限りなく雑談で終わってしまい、
どうでもいいところは日本とよく似てる

あまり知られていませんが、
タイの公立病院のレベルはそこそこのもので、
決して日本と比べそれほど劣るものではありません。
だから、タイの普通に住んでる人たち、
そして普通の病院に対しては、
べつに海外からの支援なんて要らないんですね。

でも、日本でも、
公的医療サービスからあぶれてしまう人たちが
どうしてもいるので、
問題を広く世間に訴えたり、
患者さんをサポートしてあげたり、
医療サービスそのものを改善したり
する必要があります。

タイの国内の格差社会がよくわかった1日でした。

ネットの上で、他人とつながる

2010.09.19.14:57

今日は、日曜日。
これまでは、ずっと大雨だったんですが、今朝は珍しくいいお天気

朝寝坊ぎみに起きて、寝室からリビングに出てみると・・・



パソコンがなくなってる

ついでに、カメラも。

いつもは、カメラはかばんの中にしまってるんですが、
昨日写真をupするためにパソコンのそばに置いて、
そのままにしてたのがまずかった。。。

部屋の中は全然荒されてなくて、
パスポートとか財布とかは無事でした。
医学書とか、診療セットも無事で、
とりあえず明日から普通に仕事はできる。

普段から、僕の下宿している家には、
若者からおばちゃんから、バイクを借りにくる外人から、
いろんな人たちが出入りしているので、
だれかが、僕がパソコンを使っている姿を見て
パソコンだけを狙って盗みに来たんでしょう

不幸中の幸いで、
金曜日にデータをHDにバックアップしてあって、
これまで集めた大事なデータは無事(まだ確認してないけど)なんですが、
パキスタンにパソコンを持っていって、
患者さんのデータの分析やらレポート作成やらを
やってしまおうという作戦が暗礁に乗り上げてしまった。
もちろん、メータオの患者さんのデータを過去~現在に亘って調べて、
気候や政治状況、経済状況が
患者さんの数や病気の種類にどう影響するか?
ということも調べようと思ってた矢先でした。

これまでは、夕方4時に仕事が終わって下宿に帰り、
何時間もパソコンの前に座る毎日だったから、
いいかげん引きこもるのはやめろという
天からのメッセージかな~、なんて噂も

下宿の管理人さんや紹介してくれた人たちは、
メソットの町からビルマとの国境マーケットまで、
中古のパソコンを扱っている店をまわって、
僕のパソコンを売りに来る人がいないかどうか確認してくれました。
まず、僕の元に戻ることはないと思いますが、
せっかくの日曜日に、みんなホンマにやさしい[m:56]

ブログに、こうやって毎日日記や写真をインターネットに載せることで、
とりあえず毎日何があったか、記録が残せて、
皆さんの中に記憶を残せて、
改めて、人とのつながりの中で自分が生きていることを実感します。
ネットの中だけでのつながりは、
あまり現実感を感じることができないのですが、
現実にこれまで出会ってきた方々と、
ネットを介してつながりを続けていけることは、
ものすごく意味があることだと(勝手に)思ってます。

パソコン、あればとっても便利やけど、
なければないでなんとかなる。
メソットにいる限り、ネットには不自由しないし。
仏教、特に原始的な仏典では、
すべてのものは、誰かに属しているものではない。
今、たまたま手元にあっても、
それは、いろんな条件がたまたま重なっているだけで、
いくつかの条件が変わると、あなたの元から離れていく。
と、説いています。

パソコンというモノそのものは、
別に盗られたら盗られたでしゃあない。
でも、日本にいる知り合い、
メソットにいる知り合い、
いろんな方々とのつながりは、
改めて、大事にしていきたいと思います。

水害被害

2010.09.18.19:15

先月、インドとパキスタンで、
ものすごい洪水がありました。

でも、こちらのメータオ・クリニックでも
洪水があります。
・・・そう、昨日は、小児科外来の中で
洪水がおきました

もともと小児科外来の床はタイル張りで
そこを僕は裸足で歩いています。
外来の奥にある冷蔵庫から水が漏れて、
池ができるぐらいは、毎日あるのですが、
昨日、激しく降ったスコールの影響で、
物置の屋根から漏れてきた水が、
ざーっと、外来のど真ん中を流れて行きました。
このような事態を予想してなのか、
床は入口に向かって斜めになっているので、
水はたまらずに、流れていきます。まるで、川

スコールが降ったのが、
患者さんがほとんど帰った午後で良かった
だって、ふだん、患者さんは
床にひいてあるゴザの上に座ってまってますから

ちなみに、たまに、
ちっちゃな”池”が
できてることもあります。
こっちのこどもは、おむつなんか履かないんですね。
ズボンを履いてることはあっても、おむつはまず履いていません。
Tシャツだけで、下はなんにも・・・
なんてしょっちゅう。

そう、池の正体は・・・です
基本的には、バイ菌がいない、きれいな液体なんで、
まあ、いいんですけど。
そして、だれも拭こうともしないところが、またすごい

そして、ひとつ皆さんにお知らせがあります。
パキスタンの洪水で、1600万人以上というすごい数の方が、
避難生活を送っています。
あの砂漠ばかりの人口密度の低い国で、この数は途方もない数。
で、僕が登録しているAMDAというNGOから、交代で医療スタッフが
避難されている方の医療支援を行っていて、
僕も、今月末から行く予定です。
NGOの予定だなんて、すぐに変更になるので、
あくまで予定は未定ですが。
一応、来週からタイの首都バンコクに行って、
パキスタンのビザを申請し、再来週にパキに発つ予定です。
パキスタンに行くと、ネットなんて多分できないので、
しばらく、ブログがお休みになりますが、
ごめんなさい。
なんて言ってて、行かなかった、ていうこともありえますけどね
(当初の予定ではもうパキスタンに入ってるはずだったんだけど)
定職を持ってる普通の医療従事者は、
そう簡単に仕事を休めませんが、
僕は、フリーターみたいな身分なんで、
フリーターの強みを生かして、行ってこようと思います。

こちらでの初仕事

2010.09.17.23:48

今日は、正確に言うと昨日の夜から、若干緊張ぎみ。
今日は、僕の初仕事の日でした。

・・・もちろん、毎日病棟を回診して、外来に出て
ということはやってますが、
これは、自分で勝手にやってる、いわば「趣味」みたいなもんです
今日は、初めて、人に頼まれた仕事をしました。

それは、こちらの看護師さんたちへの講義。
テーマは感染症。なんてひろいテーマ・・・
でも、とりあえず、僕の好きな領域だし、
そして、病院全体の小児医療のレベルアップは、
日本であれ、タイであれ、病院で働く時の僕の課題です。
それは、知識の向上であったり、
連携の改善であったり。

ということで、1週間ほど、
スライドを作っては修正して、を繰り返し、いよいよ今日発表でした。

ヒマになった午後の外来で、
みんなで10人ぐらい、僕を囲むように座って、
井戸端会議の延長のような?雰囲気でスタート
「ある症状が出てる時、それはどこが悪くなったサインなのか?」
「どの病気にどの薬を使うのか、それはなんでなのか?」
「何日間治療をしなければならないのか」
といったことを、拙い英語で、1時間ちょっと、説明してみました。

パソコンにつなぐプロジェクターがないので、
スライドは全部プリントアウトして、
プリントを1枚1枚読みながら、説明していきます。。
合間合間に、英語の得意な看護婦さんが、
地元の言葉(ビルマ語とカレン語と、2種類!)で
もういちど説明してくれました。

普段、何気なく使っている薬の使い方、
病気の理解の仕方、
8年前の研修医時代の知識もあるので、
世界で広く流通している知識をネットで勉強し直し。
後は、「俺の言ってることが正しいんだという、
良く分からない自身を胸に、自分の意見をしゃべり続けました。

1時間しゃべると、声がかれて、大変
どこまで伝わったかわからないけど、
反応はまずまず。
一番良かったのは、講義が終わった後、
「普段はこうしてるけど、どうなん?」
「この薬より別の薬のほうがいいの?」
みたいな質問が来てくれたこと。
お互いにいろいろ意見を言えたし、
とりあえず、聞いて理解してくれてただけで、満足かも

僕のしゃべった内容は、欧米での一つの標準(のはず)と、
自分の日本での経験。
この病院のガイドライン(教科書)はアメリカが作ったので、
実際にやってることと、大きな違いはないのですが
でも、やっぱり、抜け落ちている大事なポイントは結構あるので、
現場で起きていることは起きていることとして、
とりあえず、医学的な理想はどこにあるのか、
伝えたかったんです。
理想をちゃんと知った上で、
変えたほうがいいところ、変えなきゃしょうがないところは、
それぞれ、現実に即して変えていけばいい。
ブレない、しっかりとした目標はやっぱり必要です。

ここの病院では、基本的に人手は足りてます。
僕が外来にいると、誰かが英語で説明しなきゃいけないので、
却ってみんなには負担になってるはず。
だから、僕のここでの仕事は、
マンパワーとなって働くことではないと思ってます。
それは、海外で長期にわたって医療協力というものをする時には、
常にそうだと思います。
この病院で、僕が存在してて、みんなのためになること。
それは常に考えなきゃいけないテーマです。
その一つとして、身近にできることとして、
講義をして医療のレベルアップを目指していけたらな
他にも、いろいろ考えよう
IMG_0562-3.jpg

からだの栄養、こころの栄養

2010.09.16.20:08

先週、「こどもが元気がない」と、お母さんが子ども達をつれてきました。
元気がないのは、1歳半ぐらいの子ども。お兄ちゃんが2人、一緒についてきてました。

元気がない子どもは、診察しても、泣きもせず、笑いもせず。
ただ、ぼーっとしてます。
話を聞くと、
だんながいなくて、お金がない。
子どもたちに満足にご飯を食べさせることができない

もっと話を聞くと、
今日から住むところもない。
それで、病院に来たのかもしれません。

診察しようと体をみると、なんとおしりがない
IMG_0543-3.jpg IMG_0546-3.jpg

正確に言うと、お尻にお肉がぜんぜんない

しわしわでした。

「栄養不良」という診断で、入院。
すくなくとも、これでしばらくは、
お母さんとお兄ちゃん達と、この子に、
住むところと食べるところが提供できます。

それから数日たって、今日も回診で顔を見に行きました。
まだまだ、お母さんと一緒にいても、
顔は笑いませず、泣きもせず。
しわしわのお尻は、しわしわのままでした。
長期にわたって栄養状態が悪い場合、
急激にカロリーをあげることは却って危険なので、
ゆっくりゆっくりとカロリーを少しずつあげていきます。

僕としては、お肉がおしりについてほしいのもありますが、
笑ったり、泣いたり、この子の感情というものを
早く見てみたいです。

今、この状況で、おもちゃとかあげても、
たぶん興味は惹かないだろうな・・・

この子の栄養状態が回復するのと、
お母さんが精神的に落ち着くのと、
今後に希望を持てるようになるのと、
これが揃って、ようやくこの子に
笑顔がもどるんじゃないかな・・・

この子が元気になるまでに、
何とか、ここを退院しても生きていけるすべを
お母さんが見つけられるように、
そう祈ります。

去りゆく者と、残される者と

2010.09.14.19:41

すっかり落ち着いた、のどかな午後の外来で、
めったに鳴らない僕の携帯が鳴りました。
産科病棟からでした。

新生児仮死で生まれ、泣くこともできず、けいれんを繰り返し、
やっと今朝になって、落ち着き始めた赤ちゃんが、
急に呼吸をしなくなったという事でした。

行ってみると、分娩室の一画で、赤ちゃんが、
蘇生用の台に寝かされていました。
呼吸を人工的に手助けする道具を使わないと、
自分ではほとんど呼吸ができず、顔色は真っ青です。
隣の台には、生まれたばかりの赤ちゃんが、
大きな声で泣いています。

呼吸の介助をしながら、いろいろな思いが頭をよぎります。
経鼻チューブからの栄養を始めたのが早かったかな。
家族は、どう思っているんだろうか。
生まれてから、一度もおっぱいを吸うこともなく、
お母さんの顔を見ることもなく、その命を閉じようとしてる、
この子は何を思い、何を考えてるんだろうか?

お父さんに、スタッフが事情を説明してました。
お母さんは?とスタッフに聞くと、
お父さんが、お母さんには亡くなろうとしている赤ちゃんを
見せたくない、と拒否した、とのことでした。

産科病棟の大部屋の中で、お母さんは、大声で泣いていました。
おとつい初めて会ったばかりの僕は、顔を見に行けませんでした。

昔、新生児医療というのは、「見守る医療」だったと聞きます。
ミルクをあげて、暖かくして、生き延びる力がある子だけが助かった、
そういう時代があったそうです。
今でも、貧しい地域では、もちろんうちの病院もそうですが、
せいぜい抗生剤とビタミン剤をあげるぐらいで、
ほとんど何の検査もできず、
自分で呼吸し、母乳やミルクをしっかりと飲むことができる
赤ちゃんだけが退院していきます。
全身状態が不安定でもミルクをあげまきゃいけないのは、
きちんとした点滴管理ができないから、
ミルクをあげないと水分も糖分もきちんととれないからです。

スタッフが見守る中、赤ちゃんは、最後の力で、何回か、大きく息をしました。
そして、ちょっとしたら、突然、
文字通り息を吹き返したかのように、
規則正しく呼吸を始めたのです
顔色が良くなって、
おやっ!最後に、もう一度だけ
お母さんに会わせてあげたい、と思わせて、
でも、それは叶わず、
そして、息を引き取りました

どんな状況でも、赤ちゃんは、お母さんを探し、
おっぱいを吸い、抱っこされて守られて、
全力で生きようとします。
その生きようとする本能を、願いを、希望を、
ちょっとだけだけど手助けする、
ここには、そんな「素のまま」の
新生児医療が、あります。

去りゆく者の思い、残されたものの思い。
そして、自然の摂理。
単なる技術指導は簡単ですが、
逆に、僕が勉強すべきことがここにはありそう

小さな体に大きなお口

2010.09.13.23:38

今日、晩ごはんを食べに、いつもの屋台まで向かっていると、
服屋さんの軒先に、なかなか素敵なシャツが売られてました。
値段は、199バーツ=約750円
物価がどんどん値上がりしてるタイでは、
これはなかなかお得な値段です。

ところが、試着する段になって、Lサイズがないことが判明。
僕の出始めた下っ腹は、ボタンを外せば大丈夫やけど、
肩も腕も、どうにもきつい。
まあ、別に今シャツがほしい訳ではないから、今回は見送りました。

タイの人は、全体的にみると確かに小柄ですが、
でも、おっきな人もいっぱいいます。
ビルマ人でも、それは同じです。
ビルマ人の中でも、カレン族という、
メソットにいっぱいいる、
そしてミャンマー政府と内戦を続けている、民族は、
第二次世界大戦の時には、
日本人のことを「足の短い人」なんて呼んでたぐらいですから。

なのに、なんでシャツはMサイズまでしか置いてないんやろうか・・

逆に、サイズが大きすぎて困るもの・・・

それは、「歯ブラシ」です。

僕の口は、歯並びが悪く、
ヘッドの小さい歯ブラシでないと、きれいに歯を磨けません。
昔は、日本でも「6~10歳用」ぐらいの歯ブラシを愛用してたのですが、
最近は、日本では、
大人用でも先の小さな歯ブラシが買えるようになりました。

でも、こちらで歯ブラシを買おうとすると、
その大きいこと
ただでさえでかいブラシ部分に、
「サービスでブラシを30%増量」みたいな勢いで、
さらに先端にブラシが付いていて、
ゾウの口でも磨く気か!?なんて突っ込みたくなります。
あちこちお店を回って、
僕の口に合いそうな歯ブラシを探したのですが、
見つかったのは・・・なんと「1~3歳用」
歯が生え始めたばかりの子どもが使う歯ブラシでないと、
きれいにブラッシングできません

アリス・イン・ワンダーランドではありませんが、
タイは、やっぱりちょっと不思議な国です。

メータオ・クリニックってどんなとこ?

2010.09.12.22:13

今日は、僕が働いている病院、メータオ・クリニックについて、少し書こうと思います。

どんなとこかというと、これが正面の入口
IMG_1543-2.jpg

病院の存在は、”公然の秘密”なんで、表立って看板などは掲げていません。

少し中に入ると、受付があって、
そこで患者さんは診察券を出して、自分のカルテを倉庫から出してもらいます。
そして、自分でカルテを持って、行きたい科に行きます。
IMG_1500-2.jpg

これが、小児科外来。大きな部屋の真ん中に、患者さんが座って待って、
部屋の端っこで、看護師が3~8人、同時に診察します。
IMG_0276-2.jpg
これは、予防接種外来の際の、肝炎の説明です。ぐるぐるまきの赤ちゃんに注目
IMG_0267-2.jpg IMG_0265-2.jpg

外来の奥に、内科病棟、産科病棟、外科病棟、小児科病棟とあります。
どこも、生活感たっぷり
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小児科病棟の前には、自家製遊具が。
IMG_1531-2.jpg IMG_1534-2.jpg IMG_1536-2.jpg

これが、産科病棟にある、未熟児室。
クベースの中には、トカゲがいたりしますが・・・
そして、ツインちゃんは、クベース内でも一緒です
IMG_0514-2.jpg IMG_0515-2.jpg

年間外来患者数が、のべ15万3千人(1日平均500人)
入院数が11,000人、
小児科の患者は、だいたい全体の1割程度。
お産の数が2800件、
外科手術(多くは四肢の手術ですが)が年間7000件

数字だけでも、それなりの数字です。
不法滞在のビルマ人、難民キャンプの診療所からの紹介、
ビルマでは治療費が高いから、国境を越えて治療に来る人。
この病院がなくても、みんなそれぞれの地元の病院で
ちゃんと診療が受けられるようになるのが、
ここの病院の院長の願いです。

なのに、患者さんは増える一方。
長期にわたってフォローが必要な、
重症度の高い患者さんも増える一方。

なかなか先が見えない毎日です
それでも、自分自身もタイに不法滞在しながら
この病院で働いているスタッフ達の顔には
いつも笑顔があふれています。

ロボット・ドクター

2010.09.11.20:52

こちらに来てから、毎日慌ててビルマ語の勉強中です。
というか、ぶっつけで練習中。
実際に病院で、医療者が使う会話の種類は限られているんですが、
それでも、なかなか発音が難しくて、うまく伝わりません

発音以上に問題なのは、やっぱり、会話の種類。
覚えた文章ばかり繰り返しても、なかなか会話にはならないんですよね~

「キョーワー、ドーサレーマシタカー?」
「オネツワー、ナンニーチグラーイ、アリマースカー?」
「コノーオクースリワー、イチニーチサンカーイデース」

なんて、まるで、自動応答のロボットが話してるように聞こえてるんだろうな~
そして、予め予想された答え以外の答えが返ってくると、
全く何を言ってるのか分からずに会話はそこで強制終了

毎日繰り返し聞くから、覚えた文章がこれ
「マナーレーブー=何言ってるか分かりません

それでも、当たって砕けて、毎日しゃべり続けるしかないですよね。
コレカラーモ、ガンバーリマス

たんけんぼくのまち・メソット編

2010.09.10.20:01

昔、「たんけんぼくのまち」という
NHK教育の番組がありました。
おっちょこちょいのチョーさんが、
自分の住む町を探検して、地図に書きあげるというもの。
みんな、大好きやったな~。
僕の地図オタクぶりは、チョーさんの影響かも

さて、ところかわって、こちらメソットには、
日本から、助産師さんが、お土産を持って、
ここの移民学校を訪れに来てくれました。
そこで、この機に乗じて、僕もこの周囲の移民学校を
訪れてみることに。
移民学校ということで、つまり、正規のタイの学校ではなく、
いろんな援助団体によって作られた、
不法入国状態の子供たちのための学校です。
一応、タイの地元政府も、実態を把握はしています。

まず、「フアカロー」という学校に行きました。
ここでは、校長先生以下学校の先生が多くおられたので、
日本からのお土産の文房具を渡し、
学校をいろいろ見て回らせてもらいました。
IMG_0352-2.jpg  IMG_0377-2.jpg

ここの生徒の半分以上は、ビルマ国内で細々暮らす親元を離れ、
一緒に寄宿生活を送っています。
ともかく、みんな楽しそう
インド北部のチベット難民の学校もそうだったな~
校長先生に、困ってることは?と聞きましたが、
みんな健康で、栄養も問題なくて、病気では困ってないとのこと。
乾季の水の確保とか、お米を焚く炊飯器が壊れたとか、
そういうことのほうが困ってるみたいで、
アフガニスタンのペシャワール会じゃないけど、
「医者、井戸を掘る」ほうが、ありがたがられそうでした。

このほかに、2か所の学校を訪ねました。
どちらも、山奥というか森の中のような立地でしたが、
子供たちの笑顔は変わりません。

IMG_0452-3.jpg

おいしそうな(ホンマに)給食をもらって大満足

最後に訪れた学校では、助産師さんと生徒たちとで、
将来の夢について語り合い、みんなで盛り上がりました。
IMG_0494-2.jpg IMG_0500-2.jpg

学校の先生、お医者さん、自分と同じような難民を助ける人・・・
やっぱり、身近な人に憧れますよね~

そんな中、「兵隊さん」と答えた男のたちが多かったのが、
世界一長い内戦が続く、ビルマ奥地の
ちょっぴりシビアな現実を映し出してました

熱い風

2010.09.09.23:16

昨日、今日は、久しぶりに晴れ間が広がり、
タイらしい?あつ~い一日でした。

でも、病院では、ここしばらく、熱い風が吹き抜けています
そう、いろんな「重症」の患者さんとの遭遇です。

重症と言っても、一刻を争う緊急の人から、
今日明日は大丈夫だけど、こまめに外来を受診してもらい、
診察や検査の結果で慎重に飲む薬の量を調整し、
将来的には大きな手術を受けないと生きていけない人まで
いろんな患者さんがいます。

今日、外来に来たのは、2か月の赤ちゃんで、
あごがほっそりしてて、目がくりくり
そして少し肌が青白い。
そう、一目見て、
生まれつきの重度の心臓病を抱えてそうな赤ちゃん。
紹介状には、「サイタス・ソリタス、レボカルディア・・・」と、
小児科医の中でも心臓病を勉強した人にしか分からない
懐かしい響きの、呪文のような言葉が並んでました。
まさかこの病院でこんな単語に出くわすとは[m:76]

この子のお母さんは、バンコクで働いていて、
多分そこそこ稼ぎも良かったんでしょう。
かなりきれいなお肌に服で、しかも受け答えが上品。
でも、子供が生まれてすぐ重度の心臓病が見つかり、
そのままバンコクの一流病院に入院し、
カテーテル治療という、かなり大変な治療までされて、
なんとか赤ちゃんは生きてますが、
残念がら、お母さんはタイ人ではなく、
カレン人という、ビルマの(つまり隣の国の)少数民族。
タイ人なら治療はほとんど無料になるはずが、
カレン人だから、全額自己負担。
貯えが全部なくなり
今はタイの中のカレン人の難民キャンプに身を寄せる羽目になったそうです。
そして、今後の治療に、どこに行けばいいか分からず、うちの病院に来たらしい
(地元で一番の公立病院でも、とても治療は無理なんです)

子供の心臓病の場合、検査も、薬の調剤も、
とってもデリケート。
うちの病院みたいに、1錠の薬を目分量で半分に・・・
なんてことでは済まされません
だから、チェンマイという、タイ北部随一の都会にある
病院に紹介しないといけないんですが。

今後、手術が必要であろう子供のかかりつけの病院を決めもせず、
連絡もせずに退院させた、バンコクの病院も問題ですが、
難民キャンプにいる一文無しの親子を誰がどうやって、
都会に連れて行って、病院を定期的に受診させるか、も大問題。
うちの病院には、こういう、
都会の大病院に紹介しないと生きていけない患者さんのために、
紹介専門で働いてくれている団体がいて、
お金のめどがつき次第、順番に紹介してます。

幸い、この子は、一刻を争う状態ではないので、
いまもらっている薬がなくなる前に紹介できればいいんですが。

もし、彼が最初から難民キャンプで産まれてたら、
生後すぐに治療を受けることもできずに亡くなってたでしょう。
悩めるだけ、彼の場合は幸せなのかもしれませんが。

ほんとは、勝手に患者さんの写真を公開したくはないんですが、
一文無しでも前向きなお母さんと、赤ちゃんのくりくり目玉がかわいすぎるので、
ちょっとだけ載せちゃいます。
IMG_0327-2.jpg

探検と発見

2010.09.07.22:26

最近、僕の働いている病院(メータオ・クリニックといいます)
に来る患者さんが減ってます。

ここ、メソットという町は、
ビルマ(別名ミャンマー)とタイの国境にある町で
川を挟んで東がタイ、西がビルマになってます。

そして、この病院に来る患者さんは、
ビルマに住めずタイに逃れてきた人とか、
ビルマ国内では治療費が高すぎて、
わざわざ治療を受けに国境を越えてくる人たちです。

でも、最近、タイの地元の警察が、
不法移民を連日逮捕してて、
大量に捕まえてはトラックに押し込んで、警察署に連れて行きます。

だから、患者さんは治療に来たくても、
うかつにその辺を歩けないんです

で、小児科の外来は、10時には患者さんが切れてしまって、
行商のおばちゃんが、外来の入口のベンチで野菜を売りに来る始末。。。
看護婦さん達はこれ幸いに野菜を大量に買ってましたが
IMG_0307-2.jpg


僕は、野菜を買ってもまだ料理ができないので、
この病院で働いている、いろんな国から来てるボランティアと
お互いに自己紹介したり、患者さんについて話し合ったり、
いわば、メータオ・デビューしてました。

小児科だけでなく、内科病棟の難しそうな患者さんを診て一緒に悩んだり
産科病棟の未熟児の育て方のアドバイスをしたり。

この病院では、物理的な探検もとってもおもろいけど、
それより、人と人がつながっていって、
それで世界が広がる方が、やっぱり、よりおもしろい。

でも、みんなの名前、もう忘れてもうたわ~
外人の顔も名前も、みんな同じように思えてくるんよね・・・

外に在りて、故郷の医療を思う

2010.09.07.00:43

タイにいても、YAHOOなんかを見てると、日本のニュースがリアルタイムで入ってきます。
最近、薬剤耐性菌の話題が上がってるんですが、、、

「薬剤耐性菌に感染
「抗生剤が効かない

なんて、みんなの恐怖感をあおって、
視聴率というか記事の売れ行きを上げている気がして。

耐性菌って、普段は全然怖くもなんともないんです。実は。

人の体を、庭に例えて説明しますが、
ヒトの体には、皮膚にものどや口にも、胃腸にも、
無数に細菌(つまりバイ菌)が住んでます。
自分の家の庭に、いろんな種類の草が茂ってる、ってイメージしてください。
いろんな種類の植物が、生存競争をしながら、バランスを保ってます。

そんな状態の時に、バイ菌を殺す、抗生剤を使うとどうなるでしょうか?
庭の例で例えるなら、除草剤をまくようなものです。
すると、とりあえず、ほとんどの草は枯れます。
が、除草剤が効かない植物というものが、少しずつ生えてきます。
大抵は、普段は生存競争で勝てない、いわゆる負け組で、
日陰でひっそりと、でもしぶとく、生きているわけですが、
でも、競争相手がいなくなると、急に勢力を拡大するわけです。
特に、専門病院のように、多くの患者さんが
いろんな抗生剤を使われている状況だと、
こんな負け組のバイ菌でもどんどん広まってしまうんです。
もともと力は弱くても、多くの抗生剤が効かないので、
一度体の中で広まってしまうと、しぶとく襲ってきます。

自分で歩いたり、ご飯をたべたりするぐらいの体力があるなら、
こんな負け組のバイ菌に負けたりすることはありません。
でも、歩いたり食べたりできない人には、命取りになります。

実は、小児科や耳鼻科で、子供たちに抗生剤をむやみやたらに使う地域では、
子供たちに耐性菌が蔓延してます。
蔓延してても、みんな元気だと、何にも問題は起こりませんが、
髄膜炎とか、重症の病気にかかっちゃうと、大変です。

こどもの熱のほとんどは、ウイルスの病気です。
ウイルスは、バイ菌と違って、抗生剤は効きません。
ウイルスの病気がこじれて、そこにバイ菌が感染する事はありますが、
熱が出ていきなり抗生剤が必要な状態の子供は、あまりいないんです。
カゼや中耳炎のほとんどは、
抗生剤を使う使わないに関係なく勝手に治ります。

多くの医者や看護師も、風邪=抗生剤で治す、なんて思ってて、
「私のカゼは、××という抗生剤じゃ治らないから、もっと高価な抗生剤を処方して」
なんて自慢げに話す看護師によく会いますが、
そもそも、カゼに抗生剤なんて初めから効きませんよ、
と教えてあげると、すごい嫌そうな顔をします。
ちなみに、カゼの初期から抗生剤を使ってても、
こじれた時に重い病気は予防できないことは、
これまでの研究で明らかになってます。

医者をやってて、抗生剤が本当に必要かどうか、
そこの見極めが大事なんですが、
このことを分かってる医者はほとんどいないし、
そもそもほっといても治る病気の対処の方法なんて、だれも勉強しません。
だから、みんな、適当に抗生剤をつかってごまかしてしまいます。
抗生剤を使わなくても治る病気に抗生剤を使って、
さも自分が治した気になってる医者が多いんです。
患者さんの家族にとっても、
自分が子供を病院に連れて行って薬をもらったから、風邪が治ったと思う方が、
自分の努力が認められた気がして、いい気分のようです。
だから、日本の多くの地域で、無駄に抗生剤を使う→耐性菌が蔓延する
の悪循環から抜け出せません。
今働いている、タイのど田舎の病院の方が、
よっぽどマシな抗生剤の使い方をしています。。。

話がそれてしまいました。
抗生剤を飲んでる子供たちが持ってる耐性菌と、
今、マスコミを騒がしてる耐性菌は全く違う種類のものですが、
「耐性菌は怖い」と思う前に、
「抗生剤を使う=庭に除草剤をまく=嫌らしいバイ菌が増える」
ということを、覚えておいてください。
そして、歩いたり、食べたりできる程度の体力があれば、
怖いものではない、とも覚えておいてください。

more...

憧れの天蓋付きベッド

2010.09.05.22:53

今日は、メソットに来て初めての休日。

朝からのんびり

散歩ついでに、新居の写真を撮りました
 IMG_0298-2.jpg IMG_0296-2.jpg IMG_0293-2.jpg
赤い自転車が、僕のママチャリ。

見ての通り、まんまタイの民家です。
僕の住んでる母屋の向かいに、大家さん一家が住んでる部屋があるんですが(一番左の写真の、左のほう)
そこには、ひがな一日男たちがたむろって、だべったり、トランプしたり。
早朝から深夜まで、ギターの生演奏付き

ちなみに、部屋の中は、こんな感じ
IMG_0292-2.jpg

この家に住むには、いろんな動物たちと仲良しにならないといけなくて
犬、猫、ニワトリに加えて、
クモとかトカゲとかゴキブリとかは別にいいんやけど、
一番招きたくないのが、蚊
たいてい、一日に50か所は刺されるけど、
昨夜は1時間おきに起こされるぐらい大変だった

というわけで、今日から、憧れの天蓋付きベッドにしてもらいました。
IMG_0291-2.jpg

蚊帳とも言いますが。
今日寝るのが楽しみ

新入社員

2010.09.03.20:01

昨日から、タイの病院での勤務が始まりました。
この病院というのが、かなり特殊な病院で、
タイとビルマ(ミャンマー)の
国境の町にあるんですが、
患者さんは、政治的、民族的、社会的な理由で
ビルマからタイに逃げてきたビルマ人や、
ビルマに住んでいるけど、
治療費が高くてビルマの病院を受診できないから
受診のために国境を越えてきたり、
そんなビルマ人を相手に治療しています。

スタッフも、院長以下ほぼ全員がビルマ人で、
ビルマ人の中から希望者を対象に、
看護師としてトレーニングして、採用してます。
小児科では、ほとんどの業務は、
そういった看護師さん達が全部してしまってます。

さて、そんなところに、
ビルマ語も話せない、病院の治療方針も知らない、
僕が来ても、すぐには仕事はありません。
外国から来た偉い先生ではなく、
いなかからきた新入社員のような扱いです。
特に、小児科の診察は、
患者さんや御家族とのお話で
ほとんど決まってしまうぐらい、
話術が大事。
話ができないのは、致命的です。

別に「何かすごいことをしてあげるために来た」
訳ではないので、
とりあえずは、新入社員として、
ビルマ語の練習と
治療マニュアルに目を通すことから始めようっと。

日本でも、病院ごとに治療方針とか全然違うので、
転勤するたびに、こんな作業があったし、
方言もいろいろあったけど、
さすがに今回は気合いが入ります。

気合い入りすぎて長くなってしまいましたね。
早く仕事もブログもサクサクできるように
なりたいものです

海外でボランティア

2010.09.01.21:22

こんにちは。ハマダラカといいます。
日本で、小児科の医者を8年ぐらいやってました。
海外で、特に発展途上国で、医者として働きたくて、
仕事を辞め、現在タイに来ています。

タイ・・・とうの昔に途上国から卒業した国なんですが、
周りの国との国境地帯に行くと、
外国からの貧しい難民がいっぱいいて、
ボランティア初心者の僕にも割り込んで行けそうな雰囲気があって、
ここまでやってきました。
ちなみに、僕がいるのは、
タイとミャンマー(旧称ビルマ)の国境の町、メソットといいます。

決して、「人道援助」だの、「崇高な理念」があるわけではなくて、
ただ単に、いろんな世界の、いろんな文化の人達と交流すると、
いろんな発見があり、お互いの知識をギブアンドテイクで、
お互いに成長できるから、はるばるタイまでやってきました。

今後、何ができるか分かんないし、
あんまり大きなことをするつもりもないけど、
できることをできる範囲で、ほそぼそとやっていきます。
ちょくちょく日記も書いていくつもりなので、
たま~に見に来てください
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♥. ♠. ♣Alice
プロフィール

ハマダラカ

Author:ハマダラカ
職業:元小児科医、現在なんでも屋的医師を目指して修行中
日本を、そして海外を、自由に移動しては、
働いたり遊んだりの、
自称フリーター医師。
しばらくタイにあるビルマ難民向け病院でボランティアしてましたが
現在岩手県の被災地にある病院に来ました
関西人のつもりですが、心のふるさとは北九州市
facebookはこちら↓
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