突然ですが臨時ニュースの時間です
2010.11.08.01:05
臨時ニュースといえば、
「また核実験をするなんて・・・」
ていう、ミスチルの曲が思い浮かびますが、
今度は婚約発表だなんて平和なニュースではなく、
ここメソット対岸のミャンマー(ビルマ)国境の町、ミャワディで、
日本人記者が拘束された、というニュースがありました。
日本人記者、というより
フリージャーナリスト、
それも、超大物のフリージャーナリストの方でした。
ちなみに、mixiで僕が愚痴っていた方とは、全く別の方です。
その記者は、正式な国境が閉まっていたにもかかわらず、
あえてメソットから対岸のミャワディへ入ったそうです。
「民主化を求めるビルマの声」というウエブサイトによると、
ミャワディという街で、
11月7日、ミャンマー総選挙当日、
ミャンマー軍と警察が、住民に投票に行くように、
(候補者は軍政の支持者ばかり)
発砲して脅してまわったため、
住民がミャワディを実質支配しているカレン族の一派
(カレン民主仏教徒軍)に通報し、
そのカレン族の軍がミャンマー軍と警察を追い払ったとあります。
そして、拘束されていた日本人の行方はよく分らないとか。
「ランボー4」で、
軍事政権支配下の少数民族の暮らしがいかに悲惨かを訴え、
ビルマ奥地に医療ボランティアに行くアメリカ人に向かって、
ランボーは、
「悲惨な状況は、銃を持って戦わないと変わらないぞ」
と言ってます。
当時のブッシュ政権がスポンサーか?と思わせるシナリオですが、
きれいごとではすまされない、
軍事政権対少数民族、の構図が、
僕のアパートの6キロ先で起きています。
ここメソットでは、
ここにいるビルマ人と外国人のほとんどが、
ミャンマー軍事政権に対し反感を持ち、
なんとか軍事政権を倒そうと思っている人たちですが、
僕は、正直、ビルマの内政はビルマ人の問題で、
部外者の僕がどうこういう権利もないし、
どうこう判断できるほどの情報も持っていません。
ただ、世の中には、
理念がなく、ただ戦争がしたい、というだけの
傭兵という人たちがいるのと同じで、
(ビルマで少数民族の軍に入って戦っていた日本人傭兵もいました)
僕は、目の前の患者を治したい。
目の前にある、患者を生み出す環境を治したい。
ただ、それだけなんです。
もちろん、戦地にあって、中立の旗をあげるのは、
双方からにらまれることになりますが、
そして、メータオ・クリニックで働いている時点で、
ビルマの反政府運動の活動家扱いにされますが、
そのあたりの政治的な部分は、いたって消極的です。
(日本の政治に対してならいろいろ思うところはありますが)
ともかく、
「日本人記者拘束」のニュースが流れた以上、
日本のマスコミもメソットにやってきそうです。
「ついでに・・」なノリで、
メータオ・クリニックにくるマスコミもあるかもしれません。
動機はなんであれ、もしここに来てくれるのであれば、
国境が閉まることで患者にどういう影響が出ているのか、
なぜビルマでは治療が受けられないのか、
それは伝えてほしい。
ここ1週間で、死んでしまう一歩手前の状態になるまで
病院に来ることができなかった肺炎の赤ちゃんが
3人も来ました。
国境の往来がもう少し自由だった時、
公式ルートが閉まっても密入国が黙認されていたつい2週間前までは
こんなことはありませんでした。
これからの1週間は、いったいどうなるのか、
不安でなりません。
「また核実験をするなんて・・・」
ていう、ミスチルの曲が思い浮かびますが、
今度は婚約発表だなんて平和なニュースではなく、
ここメソット対岸のミャンマー(ビルマ)国境の町、ミャワディで、
日本人記者が拘束された、というニュースがありました。
日本人記者、というより
フリージャーナリスト、
それも、超大物のフリージャーナリストの方でした。
ちなみに、mixiで僕が愚痴っていた方とは、全く別の方です。
その記者は、正式な国境が閉まっていたにもかかわらず、
あえてメソットから対岸のミャワディへ入ったそうです。
「民主化を求めるビルマの声」というウエブサイトによると、
ミャワディという街で、
11月7日、ミャンマー総選挙当日、
ミャンマー軍と警察が、住民に投票に行くように、
(候補者は軍政の支持者ばかり)
発砲して脅してまわったため、
住民がミャワディを実質支配しているカレン族の一派
(カレン民主仏教徒軍)に通報し、
そのカレン族の軍がミャンマー軍と警察を追い払ったとあります。
そして、拘束されていた日本人の行方はよく分らないとか。
「ランボー4」で、
軍事政権支配下の少数民族の暮らしがいかに悲惨かを訴え、
ビルマ奥地に医療ボランティアに行くアメリカ人に向かって、
ランボーは、
「悲惨な状況は、銃を持って戦わないと変わらないぞ」
と言ってます。
当時のブッシュ政権がスポンサーか?と思わせるシナリオですが、
きれいごとではすまされない、
軍事政権対少数民族、の構図が、
僕のアパートの6キロ先で起きています。
ここメソットでは、
ここにいるビルマ人と外国人のほとんどが、
ミャンマー軍事政権に対し反感を持ち、
なんとか軍事政権を倒そうと思っている人たちですが、
僕は、正直、ビルマの内政はビルマ人の問題で、
部外者の僕がどうこういう権利もないし、
どうこう判断できるほどの情報も持っていません。
ただ、世の中には、
理念がなく、ただ戦争がしたい、というだけの
傭兵という人たちがいるのと同じで、
(ビルマで少数民族の軍に入って戦っていた日本人傭兵もいました)
僕は、目の前の患者を治したい。
目の前にある、患者を生み出す環境を治したい。
ただ、それだけなんです。
もちろん、戦地にあって、中立の旗をあげるのは、
双方からにらまれることになりますが、
そして、メータオ・クリニックで働いている時点で、
ビルマの反政府運動の活動家扱いにされますが、
そのあたりの政治的な部分は、いたって消極的です。
(日本の政治に対してならいろいろ思うところはありますが)
ともかく、
「日本人記者拘束」のニュースが流れた以上、
日本のマスコミもメソットにやってきそうです。
「ついでに・・」なノリで、
メータオ・クリニックにくるマスコミもあるかもしれません。
動機はなんであれ、もしここに来てくれるのであれば、
国境が閉まることで患者にどういう影響が出ているのか、
なぜビルマでは治療が受けられないのか、
それは伝えてほしい。
ここ1週間で、死んでしまう一歩手前の状態になるまで
病院に来ることができなかった肺炎の赤ちゃんが
3人も来ました。
国境の往来がもう少し自由だった時、
公式ルートが閉まっても密入国が黙認されていたつい2週間前までは
こんなことはありませんでした。
これからの1週間は、いったいどうなるのか、
不安でなりません。
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