人を大事に、出会いを大事に
2010.11.23.21:14
いつのまにやらインドネシアに来て一週間が経ち、
僕の活動期間が終わりになりました。
ろくにブログの更新もできないままですみません。
今回は、医師3人、看護師1人、医学生1人に通訳の方が1人、
現地のNGOの方が1人という、かなり小さいチームで動きました。
実際、火山の被害は深刻ですが、
医療面で言うと、かなりあちこちから援助団体が入っていて、
いろいろと奥の集落も回りましたが、
全く誰にも診てもらえず、薬ももらえず、という人は
それほど多くはない印象です。
今回の我々の活動も、
医療活動が半分で、後の半分は、
被害の実態の把握、特に数字には表れない、
被災者が何を求めているか、の調査と、
可能な範囲で、被災者が求めているものを提供する、
そういった活動も含まれていました。
で、この少人数でどうやって被害の調査と援助という
そんなたいへんなことができたのか・・・?
それは、ひとえに、現地のNGOの代表の方にかかってました。
長年築き上げてきた人脈をフルに発揮して、
いろいろな集落の有力者にコンタクトをとり、
どこの人たちがどこの避難所に逃げているのか、
彼らが何をほしがっているのか、
そういった情報を集めて回り、
医療援助が届いていないところをみつけて
我々の診療活動の場所を決め、
食糧や毛布、衣服などの物資の援助は、
具体的に何があるといいのかをみんなで相談し、
馴染みのルートで安く仕入れて
トラックを持っている人たちに
それを配ってもらうように依頼して、
いや~、ほんとによく働いてくれて
とってもお世話になりました。

冗談が大好きで、いつも笑っていて、
どこにでもいそうなオッチャンなんですが、
この人がいなかったら、
今回の活動はほとんどできなかったと思います。
人脈、またの名をコネといいますが、
よく、○○さんはコネがあっていいなあ、という人をみかけますが、
これは、ほとんどの場合
―もちろん生まれた時から持ってるものもありますが―
これは与えられるものではなく、自分で作っていくものだと思います。
毎日毎日、ヒトは多くの人と出会いますが、
その時に、相手の人を大切にするかどうか、
お互いに自分の心をどれだけオープンにできるか、
そういった所で、コネができるかどうか、変わってくるのだと思います。
一朝一夕にできるものでもないし、
生まれた時から持ってたにせよ、
コネを維持するには、普段の自分の言動が重要です。
今回の活動では、
本当に、現地のNGOの方の仕事が大きく見えました。
自分の仕事が小さく見えたわけではなく、
純粋に相手の仕事がものすごく大きく感じました。
よく、
「国際協力に興味があるけど、私は医療従事者じゃないから、医者や看護婦がうらやましい」
と話しかけてくる方がおられますが、
とんでもない!!
ってよく思います。
医療チームの中で、
一人の医者や看護師の仕事は限られています。
確かに「医療チーム」という名前がある以上、
医者や看護師の存在は必須ですが、
医療以前の問題を先に解決しなければならないことも多々あります。
医療資格を持っていないけど、
医者以上に重要で、必要とされる人はたくさんいます。
だから、僕ももっと毎日の出会いを、
過去にお会いした人も、今日お会いした人も、
大切にしていきたい、って思ってはいますが、
先ほどのお世話になったNGOの方に、何をしてあげられたかなあ?
そういえば、ガハハって冗談を言って笑ってるところ、
写真に撮りたかったなあ・・
言葉がしゃべれない(もちろん文字で書けもしない)僕にとって、
写真は一番手っ取り早いコミュニケーションの手段なんですが、
今回撮った1000枚以上の写真を見返しても、
自信を持って渡せる写真がなくて、とっても残念。
今朝も朝4時起きで僕を空港まで送ってくれたのに、
いつもよりちょっと寂しいお別れになりました。
インドネシア語で手紙が書けるなら、
「あなたはただ車を運転しただけだって言ってたけど、
僕の仕事よりはるかにすばらしいことをしてましたよ。
あなたは素晴らしい人脈をもってるけど、
それはあなたがすばらしい人だからだと思います」
って一言書いて送りたいです。
僕の活動期間が終わりになりました。
ろくにブログの更新もできないままですみません。
今回は、医師3人、看護師1人、医学生1人に通訳の方が1人、
現地のNGOの方が1人という、かなり小さいチームで動きました。
実際、火山の被害は深刻ですが、
医療面で言うと、かなりあちこちから援助団体が入っていて、
いろいろと奥の集落も回りましたが、
全く誰にも診てもらえず、薬ももらえず、という人は
それほど多くはない印象です。
今回の我々の活動も、
医療活動が半分で、後の半分は、
被害の実態の把握、特に数字には表れない、
被災者が何を求めているか、の調査と、
可能な範囲で、被災者が求めているものを提供する、
そういった活動も含まれていました。
で、この少人数でどうやって被害の調査と援助という
そんなたいへんなことができたのか・・・?
それは、ひとえに、現地のNGOの代表の方にかかってました。
長年築き上げてきた人脈をフルに発揮して、
いろいろな集落の有力者にコンタクトをとり、
どこの人たちがどこの避難所に逃げているのか、
彼らが何をほしがっているのか、
そういった情報を集めて回り、
医療援助が届いていないところをみつけて
我々の診療活動の場所を決め、
食糧や毛布、衣服などの物資の援助は、
具体的に何があるといいのかをみんなで相談し、
馴染みのルートで安く仕入れて
トラックを持っている人たちに
それを配ってもらうように依頼して、
いや~、ほんとによく働いてくれて
とってもお世話になりました。

冗談が大好きで、いつも笑っていて、
どこにでもいそうなオッチャンなんですが、
この人がいなかったら、
今回の活動はほとんどできなかったと思います。
人脈、またの名をコネといいますが、
よく、○○さんはコネがあっていいなあ、という人をみかけますが、
これは、ほとんどの場合
―もちろん生まれた時から持ってるものもありますが―
これは与えられるものではなく、自分で作っていくものだと思います。
毎日毎日、ヒトは多くの人と出会いますが、
その時に、相手の人を大切にするかどうか、
お互いに自分の心をどれだけオープンにできるか、
そういった所で、コネができるかどうか、変わってくるのだと思います。
一朝一夕にできるものでもないし、
生まれた時から持ってたにせよ、
コネを維持するには、普段の自分の言動が重要です。
今回の活動では、
本当に、現地のNGOの方の仕事が大きく見えました。
自分の仕事が小さく見えたわけではなく、
純粋に相手の仕事がものすごく大きく感じました。
よく、
「国際協力に興味があるけど、私は医療従事者じゃないから、医者や看護婦がうらやましい」
と話しかけてくる方がおられますが、
とんでもない!!
ってよく思います。
医療チームの中で、
一人の医者や看護師の仕事は限られています。
確かに「医療チーム」という名前がある以上、
医者や看護師の存在は必須ですが、
医療以前の問題を先に解決しなければならないことも多々あります。
医療資格を持っていないけど、
医者以上に重要で、必要とされる人はたくさんいます。
だから、僕ももっと毎日の出会いを、
過去にお会いした人も、今日お会いした人も、
大切にしていきたい、って思ってはいますが、
先ほどのお世話になったNGOの方に、何をしてあげられたかなあ?
そういえば、ガハハって冗談を言って笑ってるところ、
写真に撮りたかったなあ・・
言葉がしゃべれない(もちろん文字で書けもしない)僕にとって、
写真は一番手っ取り早いコミュニケーションの手段なんですが、
今回撮った1000枚以上の写真を見返しても、
自信を持って渡せる写真がなくて、とっても残念。
今朝も朝4時起きで僕を空港まで送ってくれたのに、
いつもよりちょっと寂しいお別れになりました。
インドネシア語で手紙が書けるなら、
「あなたはただ車を運転しただけだって言ってたけど、
僕の仕事よりはるかにすばらしいことをしてましたよ。
あなたは素晴らしい人脈をもってるけど、
それはあなたがすばらしい人だからだと思います」
って一言書いて送りたいです。
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