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「情報」の重要性

2011.04.25.22:53

今回、被災地に入って、驚いたことがあります。
それは、被災地の状況が、これまで発展途上国に緊急援助で行った時の光景と、
似ていたことです。

何が似ていたのか??

それは、災害発生から10日あまりたっていたにもかかわらず、
状況が分からないままの集落や避難所が数多くあったことです。

被害状況は、どのように集めるかというと、
各市町村の災害対策本部が、
どの避難所にどれだけの人が避難したのか、
どの道路が使えなくなったのか、
インフラの状況はどうか、
水や食料、衣服などは足りているのか、
といった情報を集めて、それを外部に発信しなければなりません。
この過程の中のどこかがうまくいかないと、
外部に情報が発信されなくなる=その地域には被害がない、
あるいは、よく分らない、とされてしまいます。
そうなると、外部から支援が入らなくなったり、
あるいは、必要な支援がもらえずに、
不要な支援ばかり入ってきたりすることになります。

途上国で災害が起きると、
毎度のようにこのような事態が起こるのですが、
日本でも、携帯電話と車が使えない状況では、
このような状況に陥ってしまうことが、驚きでした。

そして、情報の集約と発信だけでなく、
情報の受信も大切です。
被災地に入ると、テレビもインターネットも使えないことが多く、
おかしなことに、そして非常に怖いことに、
自分のいる被災地で、今何が起きているのか、全く分らなくなります。
地震が起きても、津波が来るのか来ないのか、
放射能がどうなっているのか、
明日雨が降るのか雪が降るのか、
どこに行けば食料がもらえるのか、
全く分りません。
だから、避難所にいる人も、流されずに残った自宅にいる人も、
動きがとれなくなって、ただただ、じっとするしかありません。
そんな時は、少しでも多くの人が集まって、
お互いに持ってる情報と情報の入手手段を共有する必要があります。

地域の住民同士のつながりが非常に強かった地域でしたが、
それでも情報はかなり混乱してしまいました。
人と人のつながりが薄いところで、今回のような事態が起きることを考えると、
ぞっとします。
情報を発信することも、受信することも、
災害の現場では、生死に直結します。

某CMで言うような、「今のわたしにできること」に、
お隣さんの名前を覚える、をぜひ追加したいと思う今日この頃です。
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♥. ♠. ♣Alice
プロフィール

ハマダラカ

Author:ハマダラカ
職業:元小児科医、現在なんでも屋的医師を目指して修行中
日本を、そして海外を、自由に移動しては、
働いたり遊んだりの、
自称フリーター医師。
しばらくタイにあるビルマ難民向け病院でボランティアしてましたが
現在岩手県の被災地にある病院に来ました
関西人のつもりですが、心のふるさとは北九州市
facebookはこちら↓
Toru Yoneda

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