基本に立ち返る
2012.06.05.22:31
家族一緒に暮らすようになって2か月が経ちました。
家族それぞれ、新たな環境での暮らしをスタートさせました。
妻は、新たな職場。
息子は、新しい土地で、中学生になりました。
そして、僕は、家族で一緒に暮らすということ、そのものが
新たな体験です。
それぞれ、戸惑い、悩み、お互いにケンカもしながら、
なんとなく、落ち着いてきた、今日この頃、といった感じです。
家庭菜園を始めたり、
夫婦でマラソンに出たり、
息子の部活の練習試合の準備や送り迎えに奔走したり、
何でもない日常が、毎日続くようになりました。
被災地において、当たり前の生活が当たり前にできる、幸せを実感しています。
でも、何か、足りないんですよね・・・
そんな中、月曜恒例、NHKの「プロフェッショナル」を観ました。
昨日は、夫婦で働いている設計士の話でした。
http://www.nhk.or.jp/professional/
話の内容はさておき、
印象に残ったのは、
「夫婦で、これまでの常識を超えるような仕事をしたい」
というようなことを、その設計士の方は話してたことです。
そう、これ。
これまでの常識にとらわれない、生き方。
別に常識を「打ち破」らなくてもいい。
それより、常識や既成概念のはるか上空をこえていくような、
そして、自分たちやみんなをワクワクさせるような、
そんな仕事がしたい。
最近、そんな仕事をしてないなあ・・・
そんなことを考えてもないなあ・・・
毎日、息子を学校に行かせて、
限られた生活費でやりくりして、
そして、病院にこもって仕事をしている。
う~ん・・・
病院にこもっていると、
どうしても、病院の事情が優先になって、
患者さんの都合が後回しになってしまう。
恐ろしいほど冷酷で薄情なことをやってるなあ、と思うことも多々あって、
被災地に来て、何をやってんだろ、と感じています。
常識をこえた生き方をするには、仕事をするには、
きわめて常識的な、しっかりとした基礎や土台があって、
それをいかに応用するか、だと思っているので、
日々の生活をおろそかにすることなく、
すべての瞬間という瞬間を丁寧に生きたいと思うし、
医者として働くなら医者としての知識や技術を常に磨いていく必要がある。
だから、今の生活は、非常に重要で、有意義なんだけど、
積み上げられた日常を、積み重ねた知識や技術を、どう応用するか。
被災地にいて、いかに患者さんのために、
そして、被災された方々のために、働いていくのか。
病院の業務のなかで、いかにそれを達成するか、
あるいは、病院に在籍しながら、病院業務の外の分野で、いろんなことができないのか。
課題はいっぱいあるけど、なかなか展望が開けません。
幸い、何があっても、自分の理解者が最低一人はいるわけなので、
もうちょっと、
頭を柔らかくして、
そして、忘れかけてしまった、
「被災者の立場から」ものごとをみる、ということを、
もう一度思い出して、
何か、みんながわくわくするようなことを、また生み出していきたいものです。
将来が見えないのではない、見ていないだけだ。
自分の心の中で諦めてしまうと、見えるものも見えなくなります。
被災地で、何かできることをやりたい、という、ここへ来た時の素直な気持ち。
自分の中の基本に立ち返れば、また何かが見えてくるはずです。
家族それぞれ、新たな環境での暮らしをスタートさせました。
妻は、新たな職場。
息子は、新しい土地で、中学生になりました。
そして、僕は、家族で一緒に暮らすということ、そのものが
新たな体験です。
それぞれ、戸惑い、悩み、お互いにケンカもしながら、
なんとなく、落ち着いてきた、今日この頃、といった感じです。
家庭菜園を始めたり、
夫婦でマラソンに出たり、
息子の部活の練習試合の準備や送り迎えに奔走したり、
何でもない日常が、毎日続くようになりました。
被災地において、当たり前の生活が当たり前にできる、幸せを実感しています。
でも、何か、足りないんですよね・・・
そんな中、月曜恒例、NHKの「プロフェッショナル」を観ました。
昨日は、夫婦で働いている設計士の話でした。
http://www.nhk.or.jp/professional/
話の内容はさておき、
印象に残ったのは、
「夫婦で、これまでの常識を超えるような仕事をしたい」
というようなことを、その設計士の方は話してたことです。
そう、これ。
これまでの常識にとらわれない、生き方。
別に常識を「打ち破」らなくてもいい。
それより、常識や既成概念のはるか上空をこえていくような、
そして、自分たちやみんなをワクワクさせるような、
そんな仕事がしたい。
最近、そんな仕事をしてないなあ・・・
そんなことを考えてもないなあ・・・
毎日、息子を学校に行かせて、
限られた生活費でやりくりして、
そして、病院にこもって仕事をしている。
う~ん・・・
病院にこもっていると、
どうしても、病院の事情が優先になって、
患者さんの都合が後回しになってしまう。
恐ろしいほど冷酷で薄情なことをやってるなあ、と思うことも多々あって、
被災地に来て、何をやってんだろ、と感じています。
常識をこえた生き方をするには、仕事をするには、
きわめて常識的な、しっかりとした基礎や土台があって、
それをいかに応用するか、だと思っているので、
日々の生活をおろそかにすることなく、
すべての瞬間という瞬間を丁寧に生きたいと思うし、
医者として働くなら医者としての知識や技術を常に磨いていく必要がある。
だから、今の生活は、非常に重要で、有意義なんだけど、
積み上げられた日常を、積み重ねた知識や技術を、どう応用するか。
被災地にいて、いかに患者さんのために、
そして、被災された方々のために、働いていくのか。
病院の業務のなかで、いかにそれを達成するか、
あるいは、病院に在籍しながら、病院業務の外の分野で、いろんなことができないのか。
課題はいっぱいあるけど、なかなか展望が開けません。
幸い、何があっても、自分の理解者が最低一人はいるわけなので、
もうちょっと、
頭を柔らかくして、
そして、忘れかけてしまった、
「被災者の立場から」ものごとをみる、ということを、
もう一度思い出して、
何か、みんながわくわくするようなことを、また生み出していきたいものです。
将来が見えないのではない、見ていないだけだ。
自分の心の中で諦めてしまうと、見えるものも見えなくなります。
被災地で、何かできることをやりたい、という、ここへ来た時の素直な気持ち。
自分の中の基本に立ち返れば、また何かが見えてくるはずです。
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