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夜は賢治の世界

2012.01.17.00:22

昨日は朝から仙台でPALSという、小児救急の講習会でした。

ほんとは、せっかく街に出たのだから、
いろいろ雑貨屋に電気屋、アウトドアショップとお店を巡って
買い物をしたかったんですが、

冬のJR釜石線は何が起きるか分らん!ということで、
そそくさとなるべく早く帰ることにしました。

で、新幹線から釜石線に乗り換えて・・・

厳冬の、野を越え山を越え峠を越え、
ようやく釜石市内の灯りが見えたところで・・・

なんと、強風で運行を中止してると・・・!!

秋には、峠マラソンのコースにもなった峠の駅で、
汽車がとまってしまいました。。。

車内にいると携帯が圏外で通じないのと、
ここからなら3時間も歩けば着くんじゃないか、という思いで、
車両から出てみると、、

びゅ~~

っとものすごい風が吹いています。
沖縄本島で台風の直撃に会い、50m先のコンビニに行くのに
吹き飛ばされて死にかけたことがあるのですが、
ちょうどそれに匹敵するんじゃないか、というぐらいのものすごい風。
しかも、当然ながらめっちゃ冷たい。
こんな風が吹いている中、漆黒の闇の峠道を歩いて帰ろうもんなら、
吹き飛ばされるか、凍死するかのどちらかになりそうなので、
諦めてJRが手配した代行の車が来るのを待ちました。

でも、風に吹かれていると、
そこは、まさに「風の又三郎」の世界。
どっどど どどおど・・・
初めこの文章を読んだ時には、へんな音の風だなあ、と思ったのですが、
こんな猛烈な風が吹き荒れるのをみると、まさに納得でした。
風の又三郎の舞台は、もちろん釜石ではありませんし、
釜石は賢治のいた花巻より風が強いところなのですが、
それでも、僕の頭の中はあっという間に又三郎の世界です。

宮沢賢治の文章には、キラキラ光るものがいっぱい出てきます。
夜空の星であったり、宝石であったり、水しぶきであったり。
夜空に星がきらめく様子や、
子どもたちが岩手の乾いたパウダースノーをキュッキュッと音を鳴らしながら歩いたり。

岩手の夜は、まさに宮沢賢治の世界の「幻燈会」が始まります。

賢治の作りだす世界、というより紡ぎだす一つ一つの言葉を体感したかったら、
ぜひ岩手に来てみてください。
そして、夜中に人里離れたところを歩いてみてください。
きっと、いろんな童話の名シーンがよみがえってくると思います。
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プロフィール

ハマダラカ

Author:ハマダラカ
職業:元小児科医、現在なんでも屋的医師を目指して修行中
日本を、そして海外を、自由に移動しては、
働いたり遊んだりの、
自称フリーター医師。
しばらくタイにあるビルマ難民向け病院でボランティアしてましたが
現在岩手県の被災地にある病院に来ました
関西人のつもりですが、心のふるさとは北九州市
facebookはこちら↓
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