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一年がすぎて

2012.03.10.22:54

あの震災から一年が経ちました。

別に、一年という時間の長さそのものには、何の意味もないのですが、

震災後一週間では、まだ落ち着いていなかったし、
一か月後でも、まだまだみんなの生活が落ち着くことはなかったし、
3ヶ月とか半年後とかになると、さすがに生活が落ち着いては来てたけど、

一年後というのは、
ちょうどあの時と同じような気候で、同じように寒くて、
嫌でも一年前を思い起こします。

東風吹かば匂い起こせよ梅の花
主なきとて春な忘れそ

という歌がありますが、
多くの被災者にとっては、
忘れたい、思い出したくないけど忘れられない
お願いだから思い起こさせないでほしい、
そういう気持だと思います。

ある子どもは、「雪が降ると、津波の跡が消えるからうれしい」
そうです。
3月の釜石は、一番雪が多い時期。
今だに窓や壁が破れたまま建物が立ちすくんでいたり、
みんなの思い出がつまったものが、ガレキとして山のように積まれていたり
にぎやかだったはずの町が、ただの草むらになったり、
そういう「イヤな景色」が見えなくなります。

でも、やっぱり、
僕を含め、地震や津波を実感しないで来れた多くの日本人には、
忘れないでいてほしいと思います。

全滅した集落は、
今も、全く人気のないまま、
古代の遺跡のように、家の基礎だけ残っています。
そうでない地域でも、
多くの建物が、いつ取り壊されるのか見通しも立たないまま、
放置されています。

梅の花は匂い起こすことができるのでしょうが、
津波の被災地を実感するには、
ここに来るしかないと思います。
多くの人にとって、それが無理なのはよく分っていますが、
それでも、
この景色を実感できるのは、
今しかない。
生々しい話が聞けるのも、今しかない。
だから、僕は、訴え続けようと思います。

ぜひ、被災地に来てください。

日本人なら
日本人でなくても、日本を愛する人なら、
ぜひ、この地に来て、目で見て、耳で聞いて下さい。

1年前とあまり変わらない景色が、
あなたをお迎えすると思います。

1年前と違い、
今は、簡単にできるボランティアの職種が少なくなりました。
でも、被災地の支援というのは、まだまだ必要だと思います。
なぜ必要なのか
何が必要なのか
それは、この地を体感した人にしか分からないと思います。
体感した人としていない人が話し合っても、
議論がかみ合わないと思います。

もし釜石・大槌に来られる方がいれば、ぜひご連絡ください。
ご案内いたします。
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プロフィール

ハマダラカ

Author:ハマダラカ
職業:元小児科医、現在なんでも屋的医師を目指して修行中
日本を、そして海外を、自由に移動しては、
働いたり遊んだりの、
自称フリーター医師。
しばらくタイにあるビルマ難民向け病院でボランティアしてましたが
現在岩手県の被災地にある病院に来ました
関西人のつもりですが、心のふるさとは北九州市
facebookはこちら↓
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