つながるチカラ
2012.12.06.23:59
今の釜石の病院に来て1年がたって、
今、一番興味のある仕事と言うと、
それは、看護師たちとの勉強会です。
勉強会をやろうとおもった、そもそものきっかけは、
病院の救急室で働く看護師が、
救急室専任の看護師ではなく、
いろんな部署で働く看護師が、
その日その日の"当番"という形で働きに来るので、
知識も経験もバラバラで、
全体的な底上げとレベルの統一を図りたかった、
というのがあります。
そして、二番目の理由は、自分の勉強のため。
いろいろな講習会や研修で得た知識を、
自分の中だけにため込んでても、何の役にも立ちませんが、
外に向けてアウトプットすることで、
周囲に知識を広めるとともに、何より、自分の勉強なります。
そんなこんなで、この秋から、
時間に余裕があって意欲のある看護師を相手に
勉強会を始めてみました。
始めてみてわかったのは、
みんなレベルの高い知識や経験を持っているということ。
この感覚は、そう、懐かしのメータオクリニックで
レクチャーをやってたときと同じ。
参加者にどんどん聴いていくと、
エレガントな意見が帰ってきます。
みんな、きちんといろいろ分ってた上で、
医者に遠慮して、自分の知識を出さないでいるんだ!
ただ、「知識」ではなく「経験」で覚えている人もいるので、
そういう人に、学術的な「根拠」「理屈」を伝えることで、
彼女たちがもっと自信を持って動けるようになってほしいし、
多くの重症患者が同時に来ても、
医者と共通の認識の上で、いろんな処置の順番を予測しながら動けると、
スムーズに、ストレスなく働けるんじゃないかな、って思います。
なので、参加者に一方的に僕が「教える」ではなく、
参加者が自ら体と口を動かしてもらって、
看護師にも医者の役をやってもらいながら、
一緒に勉強できる、そんな姿を理想としてやってます。
今日観たNHKの「世界イチバン」という番組で、
MIT(マサチューセッツ工科大学)のラボの紹介をしていました。
そこでのキーワードは、「多様な人たちのつながり」でした。
様々なバックグラウンドを持つ人たちが集まって、
互いに情報を交換しながら、様々な発明をしていく、というスタイル。
よく考えてみれば、
ソーシャルネットワークの発達により、
瞬時に世界中の人たちと情報を交換できる時代となりました。
一人で考えるより、三人寄らば文殊の知恵、です。
しかし、残念ながら、医療現場では、
様々な職種の人たちが集まりながら、
お互いを理解できず、コミュニケーションが取れず、
互いにケンカしてばかり、ということが往々にあります。
自分もすぐに怒ったり怒鳴ったりで、
お世辞にもコミュニケーションが上手とは言えません。
なんとか、スタッフ同士のコミュニケーションを良くして、
お互いがお互いを判りあって、理解し合えれば、
いろんなアイディアも出るだろうし、
一つの集団のポテンシャルは飛躍的に向上すると思います。
昔なら、「じゃあ、一緒に飲みに行くか」となったのでしょうが、
(今でもそれは重要ですが)
お酒だけに頼らない、新たなコミュニケーションの方法を探って、
職場の風通しを改善し、
楽しく、そして高いパフォーマンスの仕事を
みんなで作っていけるようになれば、と常に思います。
なんだか話が脱線した気もしますが、
ソーシャルネットワークでみんながつながるように、
職場の各部署の各職種の人たちが、
みんなで一つになれるような、
そんな職場をデザインしていきたいですね
今、一番興味のある仕事と言うと、
それは、看護師たちとの勉強会です。
勉強会をやろうとおもった、そもそものきっかけは、
病院の救急室で働く看護師が、
救急室専任の看護師ではなく、
いろんな部署で働く看護師が、
その日その日の"当番"という形で働きに来るので、
知識も経験もバラバラで、
全体的な底上げとレベルの統一を図りたかった、
というのがあります。
そして、二番目の理由は、自分の勉強のため。
いろいろな講習会や研修で得た知識を、
自分の中だけにため込んでても、何の役にも立ちませんが、
外に向けてアウトプットすることで、
周囲に知識を広めるとともに、何より、自分の勉強なります。
そんなこんなで、この秋から、
時間に余裕があって意欲のある看護師を相手に
勉強会を始めてみました。
始めてみてわかったのは、
みんなレベルの高い知識や経験を持っているということ。
この感覚は、そう、懐かしのメータオクリニックで
レクチャーをやってたときと同じ。
参加者にどんどん聴いていくと、
エレガントな意見が帰ってきます。
みんな、きちんといろいろ分ってた上で、
医者に遠慮して、自分の知識を出さないでいるんだ!
ただ、「知識」ではなく「経験」で覚えている人もいるので、
そういう人に、学術的な「根拠」「理屈」を伝えることで、
彼女たちがもっと自信を持って動けるようになってほしいし、
多くの重症患者が同時に来ても、
医者と共通の認識の上で、いろんな処置の順番を予測しながら動けると、
スムーズに、ストレスなく働けるんじゃないかな、って思います。
なので、参加者に一方的に僕が「教える」ではなく、
参加者が自ら体と口を動かしてもらって、
看護師にも医者の役をやってもらいながら、
一緒に勉強できる、そんな姿を理想としてやってます。
今日観たNHKの「世界イチバン」という番組で、
MIT(マサチューセッツ工科大学)のラボの紹介をしていました。
そこでのキーワードは、「多様な人たちのつながり」でした。
様々なバックグラウンドを持つ人たちが集まって、
互いに情報を交換しながら、様々な発明をしていく、というスタイル。
よく考えてみれば、
ソーシャルネットワークの発達により、
瞬時に世界中の人たちと情報を交換できる時代となりました。
一人で考えるより、三人寄らば文殊の知恵、です。
しかし、残念ながら、医療現場では、
様々な職種の人たちが集まりながら、
お互いを理解できず、コミュニケーションが取れず、
互いにケンカしてばかり、ということが往々にあります。
自分もすぐに怒ったり怒鳴ったりで、
お世辞にもコミュニケーションが上手とは言えません。
なんとか、スタッフ同士のコミュニケーションを良くして、
お互いがお互いを判りあって、理解し合えれば、
いろんなアイディアも出るだろうし、
一つの集団のポテンシャルは飛躍的に向上すると思います。
昔なら、「じゃあ、一緒に飲みに行くか」となったのでしょうが、
(今でもそれは重要ですが)
お酒だけに頼らない、新たなコミュニケーションの方法を探って、
職場の風通しを改善し、
楽しく、そして高いパフォーマンスの仕事を
みんなで作っていけるようになれば、と常に思います。
なんだか話が脱線した気もしますが、
ソーシャルネットワークでみんながつながるように、
職場の各部署の各職種の人たちが、
みんなで一つになれるような、
そんな職場をデザインしていきたいですね
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