当たり前の暮らし
2013.01.02.23:30
今日、病院の救急外来で悲しい出来事がありました。
まだ1歳に遠く満たない小さな赤ちゃんが、心肺停止状態で運ばれてきました。
変に生暖かい、嫌な空気が町に満ちてくる中での出来事でした。
僕も含め大勢のスタッフが懸命に処置を行いましたが、
小さな命を救うことはできませんでした。
今朝の今朝までみんなが普通に生活をして、
突然起きた、突然の出来事。
まだまだパパやママの愛を受け止めたかっただろうに、
その最後のチャンスをつなぎとめることができなかった。
「短い人生を駆け抜けた」というのは第三者からの視線。
この子は好きで短い人生を送ったわけではないのです。
この子の魂がこの後もまっすぐに前を向いて進んでいくように、と祈りながら
どうしてこういう事が起きたのかという反省が必要です。
誰が悪いかという犯人探しではなく、
何が悪かったのかという原因を調べることが必要です。
いつもは乾いたサラサラの雪が降る釜石ですが、
夜になって、生ぬるい空気が冷えてきて、
昼間の雨が、湿った、冷たい雪に変わりました。
僕の傘にも、地面にも、僕の心にも、突き刺さるように積もっていきます。
これまで私が看取ってきた何人もの子供たちとそのご家族の姿を思いながら、
そして、家族みんなが普通の暮らしを送ることができる幸せをかみしめながら、
明日の仕事に備えて、今日は早くに寝ることにします。
まだ1歳に遠く満たない小さな赤ちゃんが、心肺停止状態で運ばれてきました。
変に生暖かい、嫌な空気が町に満ちてくる中での出来事でした。
僕も含め大勢のスタッフが懸命に処置を行いましたが、
小さな命を救うことはできませんでした。
今朝の今朝までみんなが普通に生活をして、
突然起きた、突然の出来事。
まだまだパパやママの愛を受け止めたかっただろうに、
その最後のチャンスをつなぎとめることができなかった。
「短い人生を駆け抜けた」というのは第三者からの視線。
この子は好きで短い人生を送ったわけではないのです。
この子の魂がこの後もまっすぐに前を向いて進んでいくように、と祈りながら
どうしてこういう事が起きたのかという反省が必要です。
誰が悪いかという犯人探しではなく、
何が悪かったのかという原因を調べることが必要です。
いつもは乾いたサラサラの雪が降る釜石ですが、
夜になって、生ぬるい空気が冷えてきて、
昼間の雨が、湿った、冷たい雪に変わりました。
僕の傘にも、地面にも、僕の心にも、突き刺さるように積もっていきます。
これまで私が看取ってきた何人もの子供たちとそのご家族の姿を思いながら、
そして、家族みんなが普通の暮らしを送ることができる幸せをかみしめながら、
明日の仕事に備えて、今日は早くに寝ることにします。
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