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バンコクの闇

2010.11.17.12:55

昨日、バンコクからインドネシアに向けて出発しました。
今はインドネシアのジャカルタのホテルで、飛行機を待っているところです。

実は、先日、バンコクの国際空港にアクセスする鉄道が開業しました。
ありそうでなかった、この鉄道、
これまでタクシーで片道350バーツ=2000円ぐらいかかってたところが、
たった15バーツ=50円ぐらいで空港まで行けるようになりました。

その窓から見えるもの、
正確には高架から見下ろした風景の中に見えるもの、
そこには、バンコクのスラム街がありました。

バンコクのスラムといえば、
映画化された小説「闇の子どもたち」にも出てきて、
かなり興味を持っていたのですが、
「闇の子どもたち」の舞台が90年代後半のためか、
急激に発展した2010年のバンコクでは、
それらしき風景が全然見当たらなかったんです。

でも、まだあった。

沼地の中に木の杭を並べて、
その上に、掘っ立て小屋が並んでます。

でも、この快適なエアコン完備の電車の中まで、
そこの臭いも騒音も入り込んではきません。

そこでどのような生活が起きているのか、
もし機会があれば、話を聞いてみたい。

メソットでも、ゴミ山に暮らす人たちがいます。
今はまだ、自分にそこまで手を拡げる余裕がないのですが、
少しずつでも、自分の視線を拡げて行きたいです。

ちなみに「闇の子どもたち」
小説版も映画版も、かなりショッキングな内容ですが、
主人公の女の子が住む地域は、タイ北部、
ちょうどメソットと同じようなところです。
多くの女性が、ある人は親に売り飛ばされ、
ある人は誘拐され、
バンコクに売られていく、
そしてその多くがHIVに感染してしまう、
そこに書いてあることが現実なんだと、
メータオでのHIV陽性患者の率の高さをみると実感してしまいます。
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気をつけて

2010.11.18.01:08

 気をつけて行ってきてください。だいぶん前から、闇の子供たちのDVDを持ってるんですけど、これは真剣に見ないといけない気がして、未だにきちんと見ていません。今度、時間をとって見てみます。

Re: 気をつけて

2010.11.18.01:16

>  駿ちゃんパパさん
ありがとうございます。
「闇の子供たち」は、僕をこの世界にひきこんだ映画の一つです。戸畑のサティでたまたま上映を観れて、
その後数週間は自分のなすべきことをひたすら考えていました。
小児科医師、特に小児循環器の医師にとって、非常に重たい映画です。
でも、小児科の医師には、ぜひ観てほしいというか、観なければいけない映画だと思います。
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プロフィール

ハマダラカ

Author:ハマダラカ
職業:元小児科医、現在なんでも屋的医師を目指して修行中
日本を、そして海外を、自由に移動しては、
働いたり遊んだりの、
自称フリーター医師。
しばらくタイにあるビルマ難民向け病院でボランティアしてましたが
現在岩手県の被災地にある病院に来ました
関西人のつもりですが、心のふるさとは北九州市
facebookはこちら↓
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