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家族のチカラ

2011.03.20.03:13

今回、東北に行くことに、
僕の嫁は反対してました。

もともと、僕が2週間日本に滞在する予定で、
その間、せっかく休みをとってくれたのに、
また離れ離れになってしまうし、
現地の状況はよくわからないし、
何より、僕が被災地に入ってしまったら、連絡ができなくなってしまいます。

嫁の気持はよくわかるし、正直言って、正論です。

僕の意見はただ一つ、単に「じっとしてられない」だけ。

僕のことを心配してくれている訳だし、
寂しい思いをさせる訳だし、
こちらは何も言えません。

でも、そうは言いながら、
僕のためにヒートテックや登山の時にお湯を沸かすストーブ(コンロ)を買ってきてくれて、
応援してくれて、
僕の気持としては、ありがたい、が7割と申し訳ない、が3割。
とにかく、とっても大きな力をもらいました。

ということで、出かける前に、お礼を言っておかないと。

ありがとうございました。
なるべく早く帰ってきます。
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No title

2011.03.30.22:48

現在は先生は被災地の真っただ中でしょうか?
無事に過ごせているでしょうか?
連日の不安をあおるようなニュースに奥さんもお子さんも心配していると思いますので本当に気を付けてください。
うちも派遣要請が来て、K井さん、I川さん、S原先生が3泊行ってきたみたいです。本当に過酷だとお聞きしました。
僕は奥さんに反対されたのと、部署の関係で行くことができませんでしたが、先生の安全と活躍を心からお祈りいたします。

まだ東北?

2011.04.09.21:05

まだ東北行ってるの?
心身ともに強靱だとは思うけど、無理しすぎないでね。

ご心配おかけしています

2011.04.14.09:27

こんにちは。先生の嫁です。
しいはら先生、コメントありがとうございました。みんな心配しているよ、と話したところ、旦那さんから「ブログに書いておいて」と依頼されましたので、近況を伝えさせて頂きます。

彼は3月20日に東京を出発し、岩手県の大槌町に入りました。1週間後に一瞬だけ東京に帰ってきましたが、2日後すぐに大槌町に戻って今も避難所に寝泊まりしながら診療を続けています。

私も4月に入って8日間、彼と同じ場所で医療支援をしてきました。
現地に入るまではどれだけ悲惨な状況なのか、そして何が出来るのかに不安もありましたが、実際に大槌町に行って見えたのは、本当に大槌の人たちが大槌の町と人を愛している、という光景でした。

私たちがいた避難所の朝はおっちゃんの吹くハーモニカに合わせてみんなで歌う「ラジオ体操の歌」で始まり、子どもからじいちゃん、ばあちゃんまで一緒になってラジオ体操をし、床をぞうきん掛けして、配られた朝ごはんをパクついていました。
トイレはおばちゃんたちがいつもピカピカにしてくれて、支援物資の搬入にはおっちゃんたちが立ち上がって行ってくれて、自衛隊が提供してくれるお風呂では「湯の花温泉、いや赤湯(垢?)温泉、最高最高!」と1日何百人と入ったお湯の中でも大笑いしあうおばちゃんたち。

もちろん、町は壊滅状態で今もなお行方不明の人たちがいる悲惨な状況があることはありますが、被災してもなお、人のために動き、行動する人たちがいて、目の前にいる人たちはただ被災者と呼ばれるだけでない、自分たちの大槌町をこれからまた創ろうとする素晴らしい挑戦者たちでした。
そんな人たちに囲まれて、愛されて、うちの旦那さんは4月20日まで現地で診察を続ける予定です。

短く近況報告するつもりがつい力が入って長くなりました。
詳しくは、また旦那さんが帰ってきたあとの報告で。
AMDAのHPにも、被災地での活動が載っていますので、興味がある方はぜひ見てください。

被災地の方たちと、うちの先生に、今後とも変わりない愛とご支援をよろしくお願いいたします。

ありがとうございます

2011.04.14.10:21

twinママさん、駿ちゃんパパさん、ワタナベさん、kawauraさん

うちの旦那さんをお気づかい頂き、ありがとうございます。
反対していた嫁です。

kawauraさんの奥様の気持ち、よくわかります。
帰ってきた、と思ったらすぐにいなくなるわ、海外にいても連絡がとれない場所にひょいと行ってしまう彼に、妻としては若干の腹立たしさはやっぱりあります(笑)
ただ、医療者としては現場にすぐにでも行きたいその気持ちは痛いほど分かるので、行かせてあげたい、でも本当に心配、と振り子のように揺れる女心、といったところでした。

たまたま、同じ被災地に派遣してもらい、現地で一緒に働いてみて状況が理解出来たから今は落ち着いて帰りを待っていられますが、やっぱり分からない、というのが一番不安になりますから。

植村直己の奥さんだったら、身がもたないなあ、と本当に思います。

どこに行こうと家族一緒がやっぱり一番安心ですね。




現状報告ありがとうございます

2011.04.16.13:52

現状お知らせありがとうございます。
家族が心配するのはもっともな事です。
なかなか現地には行けないけど、何とか力になりたい人たちを集めて被災地向け医療相談立ち上げました。

よかったらご覧下さい。大分軌道に乗ってきました。
http://www.311er.jp/

Re: No title

2011.04.27.01:15

> Kawauraさん
お疲れ様でした。
奥さんが反対されたのは、当然のことだと思います。
現地に行ってみると、意外と普通に暮らせたりするのですが、
情報がないと、判断ができないですからね。
現地に行かなくても、できることもいっぱいありますから、
仕事や家庭の都合で、行ける人は行って何かをする、
行けない人は、被災地に入らずに何かをする、でいいと思います。
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プロフィール

ハマダラカ

Author:ハマダラカ
職業:元小児科医、現在なんでも屋的医師を目指して修行中
日本を、そして海外を、自由に移動しては、
働いたり遊んだりの、
自称フリーター医師。
しばらくタイにあるビルマ難民向け病院でボランティアしてましたが
現在岩手県の被災地にある病院に来ました
関西人のつもりですが、心のふるさとは北九州市
facebookはこちら↓
Toru Yoneda

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